”眉毛”は世界を見たい

日々のことや、米国大学院についてつづる超絶主観的な雑記

眉毛の背景④ 留学後の長~い夏休み

どうも眉毛です。

自分語りはまだ続くのですが、この第4回で今後の人生の方向性を決める出来事が起こります。

それは、大学3年生の夏のことでした(書く内容は3月~8月までのことですが)。

主なテーマは紛争解決国際協力就活、ですね。

 

眉毛の背景を書いている理由は、もっと書き手である自分を知ってもらいたい&眉毛が紛争・テロ解決分野で働きたいという考えに至った原点ともなっている気がするためです。

それでは、お楽しみください。

この時期の脳内タイムライン

3月下旬:コロナによりイギリス留学終了(旅行、、、)

4~5月:あぁ暇だなぁ&期末レポート書かねば

6~7月:就活せねば。インターン受けねば。あれ、やりたいことって何だ?

7月末~8月頭:やりたいことってこれか。

イギリス留学から緊急帰国

大学2年の秋学期~3年の夏まで行っているつもりだったイギリス留学でしたが、新型コロナウイルスの流行と共に、眉毛の留学も突然終焉がきてしまいます(さようならヨーロッパ1周計画)。

日本に戻ったのは2020年3月25日でした(多分)。帰国すると決めたのがその1週間前くらいかな、ロックダウンが始まる1~3日前でした。

空港近くのホテルに前泊したのですが、飲食店も軒並み閉店、マックまで閉まっていました。食糧難になりかけていたところ、ケンタッキーという救世主が眼前に。(過度の油もの摂取による胃荒れへの救済は無かったですが)

翌日のフライトも結構シュールでしたね。

まず、留学生らしき日本人学生が9割。修学旅行みたいでしたね。全く楽しくなかった感じの。そんなシーンとした雰囲気でした。全身防護服の人もいたし。

そして食料。臨時便だということもあり、12時間くらいのフライトで出てきたご飯がピザパンとサンドイッチ1個ずつというものでした。(写真撮っとけばよかった)

前日からの胃荒れ⇒ノー野菜は中々に厳しいものがあり、トイレ、睡眠、映画、という3つのサイクルをひたすら繰り返していました。冷や汗半端なかったな、、、。

羽田に着いたら速攻ネギ玉牛丼特盛り食べてましたね。(スープストックにせえ)

ため息しがちな4~7月

ま、そんなこんなで帰国しました。

4月~5月末までの2か月弱は留学先の学年末レポートに追われており、ようやくそれを終えても遊びに行けないし、就活も考え出さなきゃいけないけどそんな気分ではない。時間だけを持て余していましたね。ちなみに、本来なら7月くらいまでイギリスにいたので3年春学期の早稲田大学の授業を履修する必要がなく、本当に暇でした。

やることないから、ママチャリで箱根登山したりしましたね、、、。

あと漫画、映画、読書。

就活どうしよう

留学中の2月から、就活がわずかながら脳裏にひっついていましたが、ついに6、7月到来。「夏の企業インターン受からなきゃ就職デキナイヨ」という3年時に起こる見えないプレッシャーを感じ始め、とりあえずやろうと決心します。(早い人は春からやってるのにね)

就職を考えるにあたって、国際協力系の仕事に就きたいかも、とは思っていましたね。大学で国際関係の分野を学んでいたことや、紛争や戦争とかに対して興味を持っていたのなら当然の流れなのかな。開発途上国に対して何かしたい、とは思っていましたね。

就職先の志望先として見ていたのはJICAだけでした。なんか国際系といえばJICA、という印象があったんですよね。開発途上国とかに向けた取り組み(資金援助や、技術提供、育成とか)をしているのはそこくらいなのかな、という勝手なイメージを抱いていました。

ですが

調べてみるとJICAは中間管理職的な仕事がメインらしくて、どっちかというとプロジェクト(例:A国にダムを建設するとか)の進行状況の管理をするマネジメント職らしいんですよね。

「マネジメントかぁ。どっちかというと一からプロジェクト作りたいな、現地に行って皆と一緒に協力してやってみたいのもあるし、現地を知りたい」

と考えてしまいます。そんなことからJICAや国際協力系は興味から外れていきます。

じゃあ次どうしようか、となったのですが、まぁ国際系以外は知らなかったので、色んな企業見てたら浮かんでくるんじゃね?というスタンスで探していきます。

そんな中、興味を持ったのが総合デベロッパです。

「一から街とか作ったり企画したりするの楽しそうじゃん。年収も良いし、なれたらエリート層だ!」

というように、浅っっっさい思考でとりあえず夏のインターンは総合デベロッパー枠を応募しました(三井不動産三菱地所野村不動産東急不動産とかね)。

インターンの志望理由書が書けない

そんな感じで企業のインターンに応募するんですね。やったことある人はわかると思うのですが、確か1次審査がWebテストエントリーシート(ES)*なんですよ。このESをいざ書こうってなった時、手が止まってしまいます。

「なぜこの企業でインターンをしたいのか」という問いへの確たる答えが見つからなかったし、「心の底からこの分野で働きたい!!」という情動に駆られなかったというか、モチベを掻き立てられなかったんですね。単純に「楽しそう」という感情だけで動いていました。

結局うやむやのまま一次審査の書類を提出したところ、ぜーんぶ落選

デベロッパー自体の倍率がバカ高いこともありますが、単純に就活のやり方が下手だったのかもしれませんね。とある企業では30秒の自己アピール動画を出さなければいけなかったのですが、今見返したら恥でしかなかったです、はは。

というわけで再び振出しに戻ります。眉毛は将来何をしたいのだろう、とね。

デベロッパーのインターンがダメだった感触があったので、とりあえず職業経験を得ようと、よくわからない中小企業の長期インターン応募してみたりとか、結構迷走している時期もありました。

*ES: なぜこのインターンに参加したいのか、大学時代に頑張ったことは何か、自身の長所短所、とか書くやつ。要するに志望理由書かな。

自己分析をやってみる

軽い気持ちでやった就活ですが、結構心にダメージが来ました。どんな仕事に就きたいのかも分からないし、自己アピールも苦手だし、学生時代頑張ったことってなんだよ、という具合にね。

じゃあどうしようか。

と切り替えたときに何をしたかというと、自己分析です。SNSやネットでもよく勧められる自己分析ですが、眉毛はこんなんやる意味ないだろってずっと思っていました。でも全部落ちたりしたら、藁にも縋るような思いでがっつり自己分析する本を買います。

使った本のリンクです。

「絶対内定2022:自己分析とキャリアデザインの描き方」ってやつです。

早速この本の指示通りに自己分析を進めていくのですが、すごいのが自分の生涯を通して興味が持てそうなものが見つかるんですよ。眉毛の幼少期~現在までの記憶を紐解いていき、何に対して興味を持った、どんな人間だった、好きだったもの、苦い経験、等々いろんな項目を完成させていくうちに、「あ、眉毛はこんな人間だった。やりたかったのはこれか。」となります。

何に興味があるのか、それは紛争・テロ解決だ、とね。

「絶対内定2022」の評価

あくまで個人的な感想ですが、この本読む人を選びますね。なぜなら、長いし(561ページあります)異常に熱血だし就職至上主義感があるから。あと妙に上から目線。

でも自己分析はすごいできます。

また、この本が用いる自己分析の手法をわかりやすくするためなのか、就活を行った人の例文や体験談とかが書かれています。でも、正直参考にしない方がいいです。「成功するにはこうあるべき」感がありありでムカついていきます。

勝手な意見ですが、あくまで「自分」をぶらさずに読むといいと思います。

 

道が見え始めた8月頭

確か自己分析の本を記入し終えたのが7月末~8月頭あたりでした。

分かったことが、幼少期~大学3年までの道のりで、興味関心に共通していたトピックって、人類間の争いだったんですよね。幼少期は戦争の漫画(ベタだけどはだしのゲンとか)、小学生は世界大戦の映像や経験談(その時は戦争への嫌悪感もありますが、戦闘機戦車銃火器かっけえ、という思いもありました)、中高生は無差別虐殺というものへの純粋なる疑問とか。

でも、その争いなどに対して何かアクションを起こそうとはならなかった覚えがあります。小さい自分が意味のある行動を起こせるとは思えなかったし、自分には自分の生活があるからとなって、その考えを頭の隅っこに置いていたんですね。

また、人生経験を通して自分が抱きだした思いにも気づくことができました。

ズバリ、不公平感です。

何不自由なく生活している自分がいる傍ら、なぜ世界には自分のせいでもないのに、紛争やテロ、環境汚染や性被害などといった数々のイシューに苦しまなければいけない人がいるのか。生まれた環境という運だけで自身の可能性が制限されるのはおかしい。

だから、全人類が自らの人生を自由に選択できる世界を作り上げていきたい。人生の中で達成できないのは知っているけれど、それに近づけられるよう貢献していきたい。

公平な機会を得られるような世界を作りたいという思い人類間の争いへの興味

紛争・テロに対して取り組んでいく人生を歩みたい

という結論に至ります。

さぁ、人生何するかが決まってきましたね。

次回予告

そんな感じで、紛争・テロに対して取り組んでいきたいということが分かりました。

でも、「どうやって取り組むんだ?これに取り組んでいる職業って何?」という壁にいきなりぶつかります。

そんな時に、とある本と出会うんですね。

次回は、ほとんどの時間を図書館で過ごしたにもかかわらず、人生の中で中身が最も濃かった9月について書いていきます。

それでは、また。

本日の一枚